プロジェクターシャッターの作り方

By masa 2011/12/10 16 Comments 1 Min Read

以前に作ったプロジェクターシャッターですが、作り方が気になった方がいらっしゃる様なので、簡単な説明を書いておきます。

注意)本当に簡単ですよ。大した事ないですから。


僕が使ったのはJapaninoです。
これはArduino互換のボードで、「大人の科学」のふろくで付いていた物です。
もっと簡単に安く作れればと思ったんですが、現場での調整を含めて手軽さを求めてArduinoにしてみました。

参考にしたのは建築発明工作ゼミさんのブログです。
使用したサーボはフタバS3003です。

接続図はこんな感じです。

で、書き込むスケッチはこんな程度です。

#include <Servo.h>

Servo servo1;//サーボ1のインスタンス設定
Servo servo2;//サーボ2のインスタンス設定

void setup(){
servo1.attach(5);//サーボ1の信号線を5番ピンに接続
servo2.attach(6);//サーボ2の信号線を6番ピンに接続

}

void loop(){
//センサの読み取り
int val=analogRead(0);
//サーボ出力
if (val > 512) {
servo1.write(1);//A0の値が5Vならサーボ1を1度 サーボ2を120度に回転
servo2.write(120);
} else {
servo1.write(80);//A0の値がGNDならサーボ1を80度 サーボ2を40度に回転
servo2.write(40);
}
}

実際はコントロールをキャノンXLRコネクターを使用し、マイクケーブルを使用して遠方から操作しています。
サーボ出力の回転値はシャッターフラップを付け、プロジェクターのレンズ前に設置して角度を調整しています。
最初はVRを二つ付けて回転値を調整出来る様にしていたのですが、現場でUSBからの電源がふらついたりすると微妙に動いて音がうるさい為にカットしました。
今後は何回かサンプリングして、平均値を出力するなどの方法をとってみたいと思います。

16 Comments

  1. sakagawa より:

    投稿ありがとうございます!
    早速作ってみようと思い、部品をそろえ試してみたんですが、
    スケッチの書き込みの時点でエラーが出てしまいましたm(__)m

    9: error: #include expects “FILENAME” or In function ‘void setup()’:
    In function ‘void loop()’:

    これは何が問題だったのでしょうか?^^;

  2. masa より:

    sakagawaさん

    ひぃぃぃ、WPに何も考えずに普通にソースを打ち込んでしまったので、一難最初の#includeのあとのライブラリ名が消えていました。ごめんなさい。

    上に書き換えをしておきましたが、

    #include

    としてください。
    これでサーボ制御用のライブラリが読み込まれます。

    本当にごめんなさいぃ!

  3. sakagawa より:

    ありがとうございます^^

    何度もすみません。次はまた別のエラーが出てしまいまして、色々調べてみたんですが、なかなか改善出来ず、もう1つのエラーも見て頂けないでしょうか?

    次は

    problem uploading to board. see http://www.arduino.cc/en/Guide/troubleshooting#upload for suggestions.

    と出ます。
    これはソフトをアプロードしないといけないみたいな事が書いてあるんでしょうか??
    何度も何度もすみませんよろしくお願いします><

  4. masa より:

    sakagawaさん

    えっと、もしかしたらMacを使って書き込みをしてますか?
    もしかしたら、MacとJapanino特有の問題かもしれません。
    http://otonanokagaku.net/japanino/faq/#q10
    こちらを参考にしてみてください。
    どうもMacでは自動リセットが上手く動かない様です。
    http://trac.switch-science.com/wiki/JapaninoReflection

    もしWindowsでもそうならば、ブートローダーの不具合かもしれません。
    http://bb2.atbb.jp/arduinojapanino/viewtopic.php?p=77

    そうなると、学研に問い合わせをするしかないかもです。

  5. sakagawa より:

    はい、Macを使っています。一度試してみますm(__)m
    ほんとにありがとうございます!

  6. sakagawa より:

    何度もすみません。
    おかげさまで書き込みは完了しました^^

    そこで、もう1つお聞きしたいのですが、
    サーボモーターがかすかに電源の入っているような音はするんですが、モーター自体が上手くまわってくれません><
    まわっても時々ぎこちなくカカカカと音を立てながらまわってもとの位置に戻ってしまいます。

    スイッチボックスも自分で製作し、
    ON/ONのスイッチ(銀の左右に倒すスイッチ)を
    そのスイッチに、中が三本になっているコード(1の所に黒、2に赤、3に白)を
    キャノンのオスにコード(1の所に黒、2に白、3に赤)を半田で取り付けました。

    そして、
    japaninoの電源の方にキャノンのメスを(1に黒2に白3に赤)赤を5Vに、白をGNDに、黒をA0に入れました。
    そしてサーボモーターですが、
    真ん中の赤い導線を5vにオレンジのコードをD5に茶色のコードをGNDに入れました。

    サーボモーターは1つだけしか使っていないのですが、それが原因なのでしょうか?
    もしくは、コードの配線に問題があるのか、接続が雑なのか原因がわかりません><
    何か問題がありますでしょうか、何度もすみませんが、よろしくおねがいします><

  7. sakagawa より:

    サーボモーターを
    GWSサーボ MICRO/2BBMG/F
    を使っているんですが、モーター自体に問題があるのでしょうか?

  8. sakagawa より:

    サーボモーターを
    GWSサーボ MICRO/2BBMG/F
    を使っているんですが、モーター自体に問題があるのでしょうか?

  9. masa より:

    sakagawaさん

    サーボモーターではなくて、スイッチの配線が怪しいですね。
    スイッチの1,2,3がどの順番になっているかがちょっと判らないですが、端から1,2,3と並んでいたとすると、1と3が+5VとGND、2が信号線となります。
    なのでA0の信号ポートにはGNDしか行かなくなり、切り替えるとショートするという事になってしまいます。
    上の並びだとすると、Japanino側でキャノンの1が+5Vに3がGND,2がA0(信号)となると思います。
    もう一度、落ち着いて回路図を見直して確認してください。

  10. Yukiz より:

    随分以前の記事へのコメント失礼いたします。
    プロジェクターシャッターで検索してこちらにたどりつきました。
    Arduinoを使用して作製、無事に動きました。(サーボ1個、一枚羽根です。)
    停止時にサーボがうなっているのと、動かす度に1度くらいずれる感じになっています。
    もう少し、実験検証して手直しして行こうと思います。
    このような記事をUPしていただきありがとうございました。

  11. masa より:

    Yukizさん

    コメントありがとうございます。
    動いたとのことで、とりあえず良かったです。
    サーボが唸るのは、細かく位置の調整をしようとしている可能性があります。
    もしかすると電圧が低いor不安定、もしサーボが大きいものに変更していると、電圧不足の可能性があります。
    あるいは羽が重いので、下がってくるのを戻そうとしている事も考えられます。
    動かすたびにズレる感じがするとのことで、羽の重量バランスがサーボの能力をうわまっているのが、原因で二つの不具合が出ているのかもしれません。

    羽を外して或いは羽が水平に動くようにして動作をさせ、同様の現象が起きればそれが原因です。

    又、色々と試したり改造したりして使いやすくしてみてください。

    うちの子も、まだまだ現役で頑張ってくれていますw

  12. Yukiz より:

    masa様
    サーボ2個バージョンも作製してみました。
    前回、コメントした際の問題点
    ”サーボがうなる””角度がずれる”共に羽根の重さにあったようです。
    使用するプロジェクターのレンズ系が大きいのでかなり大きい羽根にしていました。
    羽根を小さくして軽くしたところ両問題共、解決したようです。
    2個バージョンの方がアイリスっぽくセンター基準で開閉するので
    見た目は良いですね。
    ありがとうございました。

  13. masa より:

    Yukizさん
    無事問題が解決して良かったです。
    僕のシャッターも羽がかなり大きいですが、軽く作っているので問題なく動いています。
    ですが、二枚の羽が干渉すると同じような症状が出たり、反応を早めようとしたりすると同様の症状が出たので、そうかな?とおもいました。
    僕もなぜ羽を二枚にしたかというと、照明のフェードに合わせて綺麗に消すのに、片側だと見た目が美しくなかったからです。
    一緒にやっていた照明プランナーがこだわっていたので、こうしました。
    色々と改造して上手く使ってください。
    いい改造案がありましたら、教えて下さい!w

  14. Yukiz より:

    masa様
    諸々の問題が解決したので次のステップに進む事にしました。
    私は映像屋ではなく照明屋の方なのでプロジェクターの白みが気になっていました。
    照明屋となると今度は制御方法が気になりました。
    販売されている既製品は大抵DMX制御になっています。
    そこでなんとかDMX制御にしたいと思い色々見ていましたが
    既製品のDMXシールド(中国製)が安価で入手でき、またスケッチもDLしたもので
    動作しました。
    まだ改良が必要ですが(スケッチの問題)理想にだいぶ近くなりました。

  15. masa より:

    Yukiz様
    DMX化ですね。いいですね。
    僕も一時は考えたのですが、最近DMXシールドが手に入りにくいのもあって、止めました。
    あとは照明卓でではなくて、僕自身がコントロールするために、DMXではない方が僕には扱いやすかったです。
    でも、照明さんならDMXにしたほうが打ち込みも出来るからいいですよね。

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