しばらく色々と水面下に作業していました。
ダンス公演でプロジェクターを使う事になって、暗転の為にシャッターを作っていました。
使うのはSANYOのLP-XF47というプロジェクターで15000lmあります。
1階席後方からフロント打で、スモーク焚いてムービングがある中、400インチほどの大きさに出したいのでこれになりました。
本当はスタックする位じゃないと完全に対抗出来ないけど、予算の関係もあるからこれで。
ですが、ダンス公演なので暗転が欲しい。
そうしないと暗転での板付きが見えちゃいます。
LP-XF47にはメカニカルシャッターが無いので、どうしても明かり漏れが起きちゃうんですよ。
簡単にはレンズの前に手で遮光板を置けば良いのですが、映像を操作しながら少し離れたレンズにカバーをかけるのは大変。
で、よく有るタイプのリモートメカニカルシャッターを作ろうと考えたんですよ。
本当はブラインド式とか幕式とかフェードアウトが奇麗なのが良いんだけど、メカニカルに単純でトラブルが少ないフラップ式にしました。
簡単なスイッチで一定の角度を動かす。
スッテッピングモーターかサーボモーターになりますが、設定が簡単なのはサーボモーター。
何でドライブしようかと思っていたのですが、前から考えていたのはPICnomeと同時期に購入していた学研 大人の科学のJapaninoです。
これはArduino互換の1ボードマイコン。
SketchとよばれるプログラムをUSBを使って簡単に書き込める。5Vで動くし、サーボモーター用のライブラリも揃っている。
これを使って遠隔からのスイッチ操作で、120度の角度を2個のサーボモーターを反転して動かす。
少し時間がかかるかと思ったけど、Sketchは簡潔で10分ほどで完成。
USBからの5Vで動いているので、たまにサーボが停止した後小刻みに震える事が有るけど、今の所は許容範囲。
ケースは壊れたルーターを使用。厚さがサーボモーターにジャストフィット。
こんな感じで電源供給はUSBケーブルを使用。
コントロールにはキャノンを使う事にしました。
これは基本どんな現場にも有って、PAやホールさんから借りる事も出来るし、長さも何種類も有るから便利。
こっちがスイッチボックス。
近くのハードオフに行って、ジャンク品から適当な大きさの物を見つけてきた。
これは何かのバッテリー充電器だったらしい。
なので充電中を示すLEDがあったので、そのまま操作状態を示すランプとして使用。
動作ムービー
実際はフラップを付けるけど、これはテープで動作確認。
こんな感じで動きます。
サーボを2台にしたのは、フェードアウトがシンメトリーに少しでもきれいに行くようにです。
japanino初挑戦でプロジェクタ・シャッター作ってみました。
上手にできました。ありがとうございした。このシャッターの開くスピードをもう少し遅くしたいのですが、プログラムにどう記述すればいいのでしょうか。
ネットで検索しているのですが、難しいものばかりでわかりません。
お願いします。
スイマセン、気がつくのが遅れてしまいました。
サーボの動きをおそくするのですね。
ちょっと今思い当たらないのですが、考えてみます。
作った当初は、マニュアルでも動かせるようにフェーダーを付けていたので、それをオートにすれば良いのですが…..
金原さん>
スイマセン、色々と忙しくてテストする時間が作れません。
もう少し時間をください。
でも、そろそろ解決されちゃってる様な気も…..