久しぶりのプロジェクターシャッター

By masa 2016/09/09 2 Comments 1 Min Read

先月に僕の作ったプロジェクターシャッターに、興味を持ってくれた方から発注をいただき製作しました。


160909-01無事に昨日テストを終えて発送しました。
これは新型(?)です。

以前に書いた記事は、自作をされる方向けに書いた物でしたが、今回完成品で欲しいとの事でしたので改良して製作しました。
以前は汎用性を考えてArduino互換のボードを使用していましたが、今回は専用のPICアクチュエーター基盤を使用しています。
これによってボードの小型化と調整がしやすくなり、電源も普通のACスイッチアダプターが使用できる様になったので、設置にも自由度があります。

160909-02上から見ると分かる様に、小型化になっています。
以前製作したものはフラップが二つでしたが、設置場所の自由度から最近は片側だけしか使用していませんでした。
さらにアイリスシャッターではないので、プロジェクターの光量をこのシャッターで制御するわけではなく、片側だけあれば確実で安全だということに至りました。
その分、本体を小さく軽く作れましたので、小型のプロジェクターや狭い場所での設置も可能になりました。
また、今回も操作ケーブルはキャノンケーブルを使用していますので、必要な長さのケーブルに差し替えるだけで使用できます。
さらに、マルチケーブルや劇場の音響コンセントボックスなどを経由することもできます。

160909-03さらに今回は自照式のスイッチを使用しましたので、暗いところでも動作状況が分かりやすくなっています。

160909-04小さくて見にくいのですが、本体の上には調整用の穴が空いています。
SWがONの時の位置はON ADJ.で、SWがOFFの時の位置はOFF ADJ.でそれぞれ調整ができます。
本体の設置場所や、レンズの大きさなどに合わせて調整ができます。
ON OFFはSWの点灯状況にあわせているだけですので、設置方法によってはシャッターを閉める方がどちらになるか変わります。
また、ケーブルが刺さっていない時にはOFF位置になります。

TEST SW.がありますので、設置時にシャッターフラップの動作確認をすることができます。

160909-05サーボモーターは普通のものですので、抜き差しによって持ち運びが簡易になります。
また、市販のサーボホーンに交換することができます。
簡易的にここの刺す角度を変えることによって、フラップの調整をすることができます。
今回、サーボモーターは小型ですがトルクが5.4kgとアップしていますので、フラップが大きくなっても安心して動かすことができます。

久しぶりの製作でケースの加工に手こずりましたが、完成はいい感じでできました。
自分用に作ろうかな?

2 Comments

  1. 千樂一誠 より:

    はじめまして!brogを拝見しました。プロジェクターシャッターについてお尋ねしたいのですが、現在もこのシャッターを製作なさっていらっしゃいますでしょうか。
    もし製作可能でしたら、納期とお値段をお聞かせ頂ければ幸いです。少々急いでおりまして、本番が8/5からです。ご回答のほど、どうぞ宜しくお願い致します!

  2. masa より:

    千樂さま

    お問合せありがとうございます。
    受注で製作しておりますが、今月末の現場に向けての映像製作が立て込んでおりまして、8/5までに納品は難しい状態です。
    申し訳ありません。

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